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+++9/11+++



ブランドや組織には存在すべき位置が在る。
それが何処なのかは、そのブランドや組織によって違うが、
存在する位置が現在だけの位置なのか定位置なのかで物事は大きく変わる。
自ら望んでその位置に存在し続けたり、
望まないのにその位置から抜けだせなかったり、
その位置から下を見て安心しちまう奴もいれば、
その位置から周り見て僻んだりする奴もいる。
其処に留まってれば安心だとか安定だとかは手に入るのかも知れない。
気付かないうちに其処から抜けだせなくなっちまってるのかも知れない。
そんな奴等をこの十年間で吐き気がする程に見てきた。
望んで其処を定位置にしてる奴に言える事なんてない。
望んだ位置に辿り着いて存在し続ける事の難しさなら知ってるから。
でも、そうじゃない奴は?
其処じゃなくて先に進もうと思ってる奴は?

何処から来るのかは知らない。
何処に在るのかは解らない。
この感覚を言葉に出来ないから行動するしかない。
この感覚は言葉に成らないから創りだすしかない。
それは分かってる、判ってる、解ってる。

ひょっとしたら間違いなんじゃねぇか?
ひょっとしたら過ちなんじゃねぇか?
ひょっとしたら此処じゃないんじゃねぇか?
直感を信じて生きてても何度も問い掛ける。
先を信じる心と現実を見つめる頭。
いつでも頭は心に勝てない。
心臓に刻まれた誇りの記憶が強い意志を生み出すから。

知らない間におざなりになっちまっているのかもしれない基本の部分。
いつのまにか当たり前になっちまってるのかもしれない大事な部分。
十年間を冷静な頭で見つめ直して、
十年間を情熱の心と照らし合わせて、
錆び付かせちゃいけない事の為に必要な空間。

「STUDIO REFUSE」

何処まで行けるか解らないけれど、進むべき方向に走り続けられるよう、
いつまでも強い意志を持ち続けられるように。


誰かが言った「何の為に?」
冷静な頭は理解し易い説明をする。
誰かが言った「必要あるの?」
冷静な頭は言葉を選んで答えてる。
誰かじゃない仲間が言った「おめでとう」
心に新しい誇りが刻まれて、俺はまた先に向けて走り出す。



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