←BACK MONTH →NEXT MONTH +++4/30+++ あのさぁ、俺。 どうにも気分が良く無いんだよね。 多分・・・・・・・・・・・・・・。 明日がダーさんの結婚式だからなんだろうけど。 否、それ以外に原因が無いんだけど。 結婚式・・・・・。 よく呼ばれます。 自分はやった事ねぇのに、よく呼ばれます。 たま〜に同じ奴が相手変えて二回目行ったりします。 自分はやる予定すらねぇのに、祝辞とかやったりします。 むしろ、祝辞よくやらされます。 そんな時に毎回、悩むのです。 「結婚式の祝辞3つ伝説」 言うべきか言わないべきか・・・・。 えっ!?知らない?「3つ伝説」知らない? じゃあ、そんな人の為に此処に書き記しておきましょう、俺。 まずはオッサンの祝辞の代表格「3つの袋」 「結婚に際しまして大事な袋が3つございます〜」 って、胃袋・堪忍袋・給料袋とか、合わせ技のオチで金玉袋・お袋ってヤツ。 そんで人生訓オヤジの代表格「3つの坂」 「共に歩む人生には辛い坂が3つございます〜」 って、上り坂・下り坂って、オチが「まさか!!」ってヤツ。 でもって上記の2つに飽きた人が「3つの木」 「結婚生活で倒さねばならない木が3つございます〜」 って、弱気・病気・浮気ってな話で、 体育会系だと実際に新郎の後輩がバット折ったりするヤツ。 因に、「浮気」だけは新郎に折って頂きましょうって、 めちゃ固いの用意して折れなくしとくヤツ。 その他にも「3つの缶」「3つの茸」「3匹の小豚」等・・・。 「結婚式の祝辞3つ伝説」は色々とあります。 そこで、 ダーさんの結婚式の為に新たな「3つ伝説」を考え出そうと思います、俺。 とはいえど、ダーさんは立派に33歳の会社社長でございます。 言葉に重みがなければなりません。 しかし、やはり「3つ伝説」の歴史を考えるとオヤジ的なオチが必要です。 そんな訳で、以下「小野田社長・結婚式に捧げる祝辞3つ伝説」です、俺。 将和君、沙世子さん、両家の方々、御列席の皆さん。 この度は誠におめでとうございます。 このような良き日に諸先輩方を差し置きまして、 私のごとき若輩者が祝辞を述べさせて頂く事、誠に光栄の至りでございます。 しかしながら私、若輩者故に言葉使いや礼儀に無礼がございましても、 そこは若輩者の経験の無さと平に御容赦下さい。 先程、司会の方から御紹介頂きました通り、 私は新郎の将和君と職場を同じくしております。 又、職場を同じくさせて頂く以前より、 同じ業界内で仕事している縁と歳が近い事もあってか、 互いに切磋琢磨してきた仲であります。 (中略) さて、よく芯の無い人間は良く無いと申します。 新郎・新婦共に芯のある立派な人間に成長し結婚に到った訳ですが、 結婚する事でこそ得られる3つの芯がございます。 まずは「自信」やはり結婚という人生の大儀を果たしますと、 これは大きな自信を得られるものです。 続きまして「躍進」結婚によって、こうして皆様から賜ります祝福は、 必ず人生において大きな躍進へと繋がる事でしょう。 そして、最後は家庭を築き支え合う事で得られる「安心」です。 この3つがあれば、新郎・新婦共に必ずや更に芯のある人間に成長し、 両家を繁栄させてくれるものと思います。 ・・・・しかし非常に残念ながら、 結婚する事で失ってしまう芯もございます。 それは「独身」です。 とは申しましても新郎・新婦には、それを残念がる様子が微塵もございません。 これ程、幸せな二人を今まで育ててきた御家族の方々の努力に、 改めて感服すると共に二人の幸せなこれからを願う事で、 祝辞とさせていただきたいと思います。 本日は誠におめでとうございます。 いや〜、ダーさんおめでとうございます。 此処でこれだけ書いたから、明日の祝辞は挨拶だけして、 「続きはウェブでね」って言っとくよ、俺。 ←BACK MONTH →NEXT MONTH |