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+++10/21+++



朝一のセッティングが終わればマリファナ吸って、
昼飯の代わりに酒を呷りながらマリファナ吸って、
夜遊び前に気合い一発コカインを男吸い。

そんな駄目人間と不良と悪人が入り交じってたタトゥーコンベンション。
何がどうだったかって話は、雑誌のインタビューでも読んでくれ。
何度も同じ話するのは好きじゃねぇから、俺。
本来なら二年前に始めるはずだった旅が遅くなった理由でも書いとこう。

思い起こせば、ありゃあ2007年。
ファイナルツアー「LOUD SPEED DRIVE」が始まる直前だった。
目の前には二つの道があった。
それまで六年間で培ってきた海外での活動を継続しながら進んでいくか?
それまで六年間で培ってきた海外での活動を捨て新たな方法を選択する?

答えは単純だった、俺。
両方やりゃあいい。

パリの展示会の準備とアメリカのタトゥーコンベンションのリサーチ。
どちらが上でどちらが下って概念は無い、俺。
どちらでも通用する物創り。
「どちら」や「どこか」に合わせて生きていこうとか、
下衆な意識で物を創って表現していこうって考えも無く、
自分にとって正しいと信じている道を進んで生きたいだけ。
いずれ、その道の途中でクタバってく。
それだけの話だ。

覚悟の量が進むスピードを決める。
今、考えてみても、覚悟の量が足りなかったとは思わない。

ただ・・・

誰もが同じ様に覚悟の量を決めれるとは限らない。
そのスピードで生きれない人と仕事をしている事を考慮してたはずだが、
どうにもならない速度差はリレーションに破錠をきたす。

思い起こせば、ありゃあ2007年。
ファイナルツアー「LOUD SPEED DRIVE」が終わった直後だった。
目の前には一つの道しかなかった。
それまで八年間で培ってきたアッシュって会社での活動を失ってからの道。

答えは単純だった、俺。
新しい組織を創る。

自分がどれだけ貢献したとか、それまでの海外の取引がどうとか、
いらねぇよ、そんなモン。
どうすれば上手くいったとかって概念は無い、俺。
全部持ってけばいいさ。
権利なんて生み出してないヤツには本当は持てないもの。
でも、生み出してないヤツに限って、ソコを持とうとする。
どうでもいい、元々ゼロから始めたのがゼロに戻っただけ。
ゼロから新たに生み出すスピードを上げりゃいい。
それだけの話だ。

あの頃からニ年が過ぎて、
今となっちゃあ、そんな事もあったなぁってな話。
正解なんてのは、その都度、その時だけのモノでしかないってな話。

ただ・・・

思い描いた進むべき方向ってのがあって、
スピードが失った時間の全てを取り戻す訳じゃねぇけど、
スタートを切るのが遅くなった分だけ加速しなくちゃいけねぇ。

思い起こすまでもなく、こりゃあ2009年。
目の前には道がなくても切り開いていく覚悟の量が、俺。
二年間眠らせた分だけ余計に貯まってっからよ。



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