2004
8月上旬
新しい国ができた人口わずか15人。
それも全員センスの無い単車乗りばかりがそろってる。

「大島」は東京のDOWN TOWNどころか
ゴミでできたDUST TOWNだった。
そんな「大島」に別れを告げた俺。

『アバヨ!!腐った街・大島!!』

米が買えなくて後輩に金をせびる ヤンキー
売春と万引きしか仕事を知らない ビッチ
道に置いてある物は何でも持ってく ジャンキー
ゲロまみれで道路がベッドの ドランカー

全ての「FUCKER」が俺の身体で死ぬまで
消えない血となって『REFUSE』を生み出した。

俺は「大島」生まれ Rockn' Roll育ち。
「悪そうな奴」なんかだいたい友達じゃねぇ。
「悪い人たち」が友達だ、クソッタレ!!

何処にも無い新しい国、ドキドキするようなイカレた人生。
黒く塗りつぶすまで この旅は続く。

Paint it,Black 繰り返される REFUSE/RESIST

すべての「FUCKER」に感謝します。


                2004.8.9   REFUSE/高蝶 智樹

2004
8月中旬
想像力の大切さを実感する事が日々ある。
何もデザインや製作に関してって事じゃあ無く、人間関係においての
想像力や日常に在る物に対して。

例えば、エロビデオを買う人はそのタイトルやパッケージ。
そこからいかに自分好みの内容かを想像し、何100本と置かれている
エロビデオの山から自分だけの楽しみを見い出そうと悪戦苦闘する。
そんなオッサンやニィチャンを観察するとそんな人達の私生活まで想像して夏休みの観察日記が32冊ぐらい書けそうです俺。
果てはエロビデオのタイトルやパッケージから、製作者の意図や苦労を
想像する事で、明日への活力としてやっていけそうなくらいだ。

そんな想像のような妄想のような考えが世の中には充満している。
少なくとも俺の頭の中には窒息寸前まで充満している。
そんな頭の中を先日グルグル回るコトがあった。

Ash INTERNATIONALの事務所が在る建物のエレベーターホールには
掲示板があって、居住者へのお知らせ等が貼り出されているのだが、
そこに「拾得物」というコーナーがある。簡単に説明すると誰かの
落とし物をお知らせする為のモノだが、よく書かれているのは
「カギ・クマのキーホルダー」とか、
「黒のビニール傘」であって、
落とした人が解り易いように明記されている。
いつもソコを見る度にそのコーナーを書いている管理人さんの仕事を
想像したりするのだが、先日エレベーターに乗る時に掲示板を見ると
ソコにはこう書かれていた。



『ボン・カレー』

『ボン・カレー』!?ちょっと待て管理人!!
誰もお前の昼食のメニューなんか聞いてねぇよ!!
学校の給食じゃぁあるまいし、そんなの書き出すな。


あっ!!ああ そうかぁ『ボン・カレー』を買って来たのに
落としちゃったぁ人とかも世の中にはいるか。
ついつい別の方向に想像してしまいました俺。
でぇ〜そうなると気になる。
その
『ボン・カレー』
「甘口」『中辛』『辛口』どれなの?
もし、『ボン・カレー』落とした人が何人かいたら
書いておかないと解らないだろうに。
想像力が足りないぜ
管理人!!

エレベーターが3Fに到着する前にそんなコトが頭ん中をグルグルと
しながら思った。
もし・・・・・



『青いパジャマのオジイチャン』
とか書いてあったら笑うに笑えねぇなぁ。

2004
8月下旬
恐い話をしよう。

それは草木も眠る、俺も寝る。


…終りじゃん!!

イカンイカン、書き出しが悪かったよ俺。
そうじゃなくって夏の終わりにって事で、『幽霊』の話を一つ。

Ash INTERNATIONALの事務所にはボロいソファがあって
俺の仮眠場所として利用するのだが、ここで眠ると「金縛り」という
非常にやっかいな事になる。
おまけに窓を叩く音や、女の悲鳴やらが悪徳セールスマンのように、
呼んでもねぇのにやってくる。

『やかましい!!』

ただでさえ少ない睡眠時間を邪魔しないで頂きたい。
こっちは眠ってて別に動き回りもしないのに、さらに「金縛り」とかいう
『日光江戸村』で修行してきたのかのような古い技を使いやがって。
だいたい『日光』のくせに『江戸』ってなんだ?
おまけに『村』ってどういうこっちゃい!!
そういう事してると諸外国の方々が

「OH〜!!ニッポン人。チョンマゲ切ったらただの
ハゲ!!

ってなるだろが、
ボケッ!!

…スマン 話しが左折した。

とにかく「金縛り」とかしやがって、やかましいうえに
こっちが文句の一つでも言ってやろうとすると出てこない。
『幽霊』ってなんてワガママなヤツなんだ。

この世に恨みだか、未練だか、朝練だか知らねぇが
やりてぇ事があるなら、
あの世でやってろ!!
そんな『幽霊』共に最後に一つ言いたい。


『死んでまで人に迷惑かけるヤツ』

それって間違いなくお前らの事だ!!

2004
8月末日
ツアー『MAKING FUCKER』も終わり、
『REFUSE』のレセプションも終わり、
『Junkie Strip 長野』も終わり、
『Dr.Martens アート展』も終わり、
『BLACK LIST』のOPENも終わり、
こうして2004年の夏の終わりを迎える俺。
9月から始まる様々な新しい事態へと踏み出す前に
何かやり残した事はなかったか?









無い!!

という事にしておこう俺。





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