2005
8月上旬
7月中旬イベント四連チャン。
終れば頭痛のオンパレードで、鎮痛剤注入オンパレード。
すっかり薬に漬かったら、どっぷり疲れが溜ってる。

8月6日『ReLOADthe HELL』FINAL終了。
イベントが終了してもザワつくREFUSE前。
その時、俺は2Fのギャラリーにいた。
静かな空間で身体はもう動かない。
この目に映す世界も黒く塗り潰されて
床にヘバリついたように起き上がらない身体。
意識は外の騒がしさをTOM WAITSに変えていく。

Beat out the dustman with the Rain Dogs
Around a shipwreck train.....

君はもう知ってるかい?
『RAIN DOG』ってカクテルにはスイカが使われるって事。
君はもう知ってるかい?
意識は失われていく俺。

8月6日の深夜に意識を取り戻し、8月7日は深夜も製作をやり直し。
8月8日の朝が来る頃には、この目には黒い世界だけが映るようになり、
行きたくないのに病院行き。急患扱いすぐ検査。
右頭部から頬にかけての炎症による発熱。
脳への圧迫による頭痛と吐き気。



でっ、だからどうしたの俺?
そんなモン注射の2、3本打てば治るんだろ、と思って
注射をブチ込まれREFUSEに戻る。
そしたら、この目には白い世界だけが映るようになり、
意識はどこか遠いトコまで飛んでった。

正直に報告します。
8月8日に『ReLOAD the HELL』は完了しなかった。
その時、俺は動く事が出来なかった。
8月8日の展示会に参加して下さった皆様、
誠に申し訳ございませんでした。
不完全な状態でしか『RAIN DOG』をお見せできなかった事を
深くお詫び申し上げます。

8月9日、この日『RAIN DOG』の為の『Re LOAD』は完了した。
無事にという言葉が何を指し示すのかは知ったこっちゃないけど、
今こうして立っていられる事を無事というなら
『ReLOAD the HELL』は無事に完了しました。

Butnobody liked the song I was singing there
So they threw me out into this fucking crazy world

君はもう知ってるかい?
最も素晴らしい破壊が創造だって事。

君はもう知ってるかい?
悪魔のダンスはもう止まらないぜ。

2005
8月中旬
残暑厳しい中、病院に通う俺。
検査、検査って、そんなに調べても人間死ぬときゃあ、死ぬ。
そいつは本当に仕方の無い事、自然の摂理。
まぁ、今んとこは、まだ死ななそうです俺。

こういう時にはふと考える。
病院の白衣の天使が、どう見てもあんたが不健康だろって顔の
47才のオバチャンだからって事は別として、
もし、
「余命1日です」とか医者に言われたら何をする?
不治の病いで
余命1日の残り一日、さぁどうする?

男としてこの世に生を受けたならば伝説を築き上げねばならぬ。
そうだ伝説だ!!(ハゲの事ではない)
誰もが成し遂げられない事をやってのけるのが伝説。

そう
「将門の首塚破壊」

皆さん、平将門って知ってます?
知らない奴は歴史の勉強浪人生。
東京の皇居のワキ道入れば、深夜タクシーの運チャンの溜まり場、
将門の首塚。数々の呪われた伝説を持ち、かの
マッカーサーですら
取り壊しのできなっかった首塚。

…さすがにマッカーサーは知ってるよね?
そうだよ、あのパイプ片手にレイバンのグラサンでキメた
アメリカ野郎が「ギブミ−チョコレート」を戦後の日本人に広め、
アメリカ最強って言わしめたといっても過言ではない。
ザビエル、ペリーに次いで日本人にとって外国人、
3rdインパクトのマッカーサーですら破壊しようとしたら、
呪いで人が死んだとか、
ブルドーザーが事故ったとか数々の伝説を持つ「将門の首塚」。

男なら、
男ならばやらねばならん!!
ツルハシかついで首塚へ向かい、呪われるのか?呪われないのか?
呪われるとしたら向かう途中か?
それともツルハシを購入した瞬間か?
というより、こんな事を考えてるだけで呪われんじゃないのか俺?

まぁ、いいや。とにかく破壊だ将門の首塚。
余命1日不治の病で見事に成し遂げたならば
いっくら将門が呪って殺したところで

『違いますよ、病気ですから』

どんだけ医者が病気だと言っても

『違いますよ、呪いですから』

さぁ、大変だ 呪いVS病気!!

いっくら余命一日だからといっても、
ナメられて呪わずにはいられない将門。
どんだけ将門が呪ってるからといって、
いまさら体をむしばむのを止められない病気。
さぁ、
どうする!?どうなる!?
将門も病気も一歩も引かない大勝負。


そんな両者を尻目に俺。
決意を固めて
切腹!!

泣き崩れる将門&病気。

ハッハッハッ ザマーミヤガレ!!
悔しかったら死ぬのを止めてみな。

という事で死んでも負けは無し俺。
いつでもそんな覚悟で生きてかねぇとな。

2005
8月下旬
その日、アッシュ・インターナショナルの電話が鳴った昼下がり。
電話の声は話し相手に『ダ−オノ』をご指名。
何ダラ、ダラダラと文句をタレ流し、困るダ−オノ。
そこでやって来ました俺。
電話を変わると声の主は何と
『ウゴ』!!
こいつぁ〜凄ぇぜ、一体全体真鯛が養殖。
シルバー業界にその名を轟かせる狼
『ウゴ』
で、もって何の用かと思ったら親切・丁寧に名乗って
電話に出た俺に精一杯ガンバッタ迫力の声で言う。

ウゴ
「テメ−調子に乗ってんじゃねぇぞ」

俺『乗ってないですよ。体調悪くて病院通いです』

ウゴ
「お前、バカにしてんのか?」

俺『誰を?』

ウゴ
「俺と『ウ○○マン』をだぁぁぁ!!!」

俺『俺ってアンタ誰ですか?』

ウゴ
「テメ−は小野田(ダ−オノ)から聞いてねぇのかぁ」

俺『誰だか聞いてるけど、相手が変わったら最初に名乗るのが
礼儀じゃないんですか?そうじゃなきゃ話をする気にならないもんで』

ウゴ
「そんな常識どうでもいいんだぁ〜」

おおっ…。常識ねぇよオッサン。
大丈夫かぁ?そんなんでブランドとか会社とかやれんのかぁ?
そう思ってる俺を知ってか知らずか、興奮して喋り続ける『ウゴ』。
インターネットがどうとか、俺の発言がどうとか、
のたうちまわって言う。

ウゴ
「消せぇぇぇ!!
    俺とウ○○マンを消せぇぇぇ!!!」


いいんですかぁ?
本当にいいんですかぁ?
『消せ』って『殺せ』って事ですか?
殺人事件の容疑者になってTVにも出た俺だけど、
残念ながら必殺仕事人じゃないからその依頼は受けれねぇよ。
そう思ってる俺を知ってか知らずか続ける『ウゴ』。

ウゴ
「インターネットに書かれてる名前を消せぇぇ、
勝手に俺とウ○○マンの名前を使ってんじゃねぇぇ!!
勘違いとか誤解する奴等がいるだろうがぁぁぁ!!」


ああっ…。そっちねオッサン。
『消せ』『消せ』って俺が勘違いも誤解もしちゃうよ。
平気なのかぁ?
そんな意味の通りづらい言葉で平気なのかぁ?
イキナリ名前を改名とかしたら怪しい宗教でもやってるんじゃないか
って勘違いとか誤解されたりしちゃうよなぁ。
そう思ってる俺を知ってか知らずか、まだまだ続く
『ウゴ』
脅し文句も交えながら、話はメッキの事へ。

ウゴ
「俺はなぁ金(ゴールド)が好きなんじゃねぇ、
          金色が好きなんだよぉ!!」


うっうぉぉぉぉっ!!スゲェ〜〜〜〜!!
『金色』
マジかぁ?大マジかぁ?そんな事を言うと誤解しちゃうよ俺。
分けて言うなら『金』と『色』。
ヤクザ用語じゃ『カネ』と『女』。
たまんねぇなぁ、まったく。
さて、ちょっとココで話を整理しよう。
今回の
『ウゴ』の言いたい事は、インターネットで俺が書いてる文章に
『ウゴ』のやってるブランドの商品の事とか
そんなんが書いてあって誤解・勘違いを招くと。
さぁて、思い返してみても、他のブランドの商品を買うなとか、
粗悪品だとかは書いてないなぁ俺。
雑誌でも言ったが、好みの問題では書いてるわ俺。
まして、メッキが駄目とかは書いてないなぁ、ただし、
『どうなの?』とは書いてる。
確かに、文章を読んで
『ウゴ』と俺が友達だと誤解・勘違いする人も
いるかもしれない。
大変だぁ〜、そりゃあカンベンしてくれよ。
そう考えを巡らせてる俺を知ってか知らずか、
メッキの話を熱く語る『ウゴ』
でぇ〜結局は何が言いたいの
『ウゴ』
『お願いだから名前を消して下さい』って事でしょ。

うん、いいよ。
弱い者イジメは大嫌いなんだ俺。
『名前を消して下さい』って頼まれりゃあ消しますよ。
ねぇ
『ウ○○マン・・・・・いご』さん。
略して言うと
『ウゴ』
略し方を変えると
『ウンゴ』
誤解とか勘違いとか、ネットショップのトコを見ても
『メッキを使用』とか『ボンドで付けてる』とか見あたらなかったら、
そりゃあ誤解も勘違いもしちゃうよねぇ!!
お客さんがさぁ
『ウゴ』!!
大丈夫かぁ?大丈夫なのかぁ?俺の文章がどうのこうの前に
お客さんに訴えられたりしないのかぁ?
大丈夫かぁ?大丈夫ですかぁ?俺の文章を名誉毀損だと言って、
訴えるつもりが例えあったとしても、商標登録できてますか?
大丈夫かぁ?大丈夫だと思ってるのかぁ?

『ウゴ』が脅し口調で喋りまくってた電話。


…録音してるけど大丈夫ですかぁ?
『脅迫』って訴えられちゃいますよ。
もっとよく考えて喋りましょうね。


2005
8月末日
始めて「DOUBLE DECKER」に入ったのは、まだ中学生の頃だった。
金も知識もカケラも無いガキにはシドネックチェーンが
世界最高のアクセサリー。
キースリングが何で出来てて、
何処で作られてるかなんて、まるで解っちゃいなかった。

W・アクセル・ローズのように髪を伸ばし、CAPとバンダナ。
でも、革ヒモを長くして胸にぶら下げたチョーカーが、
一体、何のブランドかなんて知るハズもなかった。
それでも「Paint」it,Black」で覚醒した血が、
ロックのリズムを鳴らす度、俺の中の悪魔は激しく踊った。

中学を卒業する頃、「925」って数字の意味を知り、
「銀色」と「銀」の明確な違いが解っても
パンクショップのアクセサリーが輝いて映った俺の目。

「銀」という素材を使って物を創るようになった今でも、
パンクショップのアクセサリーの魅力は俺の中でずっと変わりはしない。

素材が持ち合わせている良さ、素材が持ち合わせている悪さ。
加工で引き出せる良さ、加工する事で殺してしまう良さ。
「メッキ」という加工が悪いなんて一つも思っちゃいない。
そこにある技術が、それでなければならない場合だったり、
それでしか引き出せない魅力を持っている場合に使用される
技術の素晴らしさを知っている。

でも、「銀」という素材の素晴らしさが引き出すデザインの魅力を
殺す為の「メッキ」なら必要無い。
「創る」という事の意味をネジ曲げるような加工なら
使用しようと思わない。

自分が憧れていた物が何処で作られ何だったのかを知って、
魅力を失ってしまうような物にはなりたくない。

そうは思わないのかい?





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